こんにちは、おじまるです。
今回はMYSミスティック社の『REGISTRO(レジストロ)』のご紹介です。
このキャンピングカーは軽トラックをベースとしたキャンピングカーですが、全高・全幅・全長が軽自動車の制限サイズを超えているため、普通車の扱いとなっています。
その為、キャビン内の広さは軽トラベースのキャンピングカーとは思えないほど広く、乗車定員が5名となっています。
小回りの利く軽トラックと広いキャビンが融合した魅力的なキャンピングカー『レジストロ』
今回はマクレントジャパン株式会社のレジストロを使ってご紹介させて頂きます。
それではいってみましょう!
レジストロの外観
可愛らしいデザインが目を引きますね♪
まずは、レジストロとミニポップビーとの比較画像です。
ミニポップビーが少し後ろに配置しているので遠近感でサイズ感が掴みにくいですが、レジストロはベース車両よりもキャビンが外側にはみ出しています。これにより、キャビン内の室内空間がミニポップビーよりも広くなっています。
また、バンク部分があるので全高が2,500mmとなっています。
因みにベース車両はトヨタのピクシストラックです。この車両はダイハツのハイゼットトラックのOEMです。
↑ベース車両よりもキャビンの幅が広いので、後方が確認できるようにサイドミラーが外側に出ています。
バンク部分左右の曲線が特徴的です。このR部分が可愛さを増しているように見えます。
バンク部分前面の丸い窓(バンク部サークルウィンドウ)はオプション設定ですが、見た目も変わるし明り取りが出来るので、是非つけたいオプションですね。
レジストロのカタログ値
全長:3,850mm
全幅:1,770mm
全高:2,500mm
室内高:1,630mm
定員数:5名
因みにピクシストラックのサイズは・・・
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,780mm
という事は・・・
ベース車両よりも全長が455mm長くて、全幅が295mm広いことになるね。
因みに、ヴォクシーやセレナの全長が4.7m、全幅が1.7mくらいだから、レジストロは全長が1mくらい短くて、幅が同じくらいだね。
そして、ホイールベースが約90cm短いレジストロは小回りが利くはず!
あと、軽自動車のボディサイズ制限は、
- 全長:3,400mm以下
- 全幅:1,480mm以下
- 全高:2,000mm以下
なんだ。
他にも定員数や排気量の制限もあるんだよ。
レジストロ・アウルとのツーショット
↑レジストロ・アウルとツーショット。個人的にはタウンエースよりもピクシストラックの方が可愛く見えます。
レジストロ・アウルのバンク部分前面の上側が斜めに切り取られるようなデザインですが、レジストロは垂直に立っているデザインです。前方からの風の影響に違いがあるかは定かではありません(^^;)
レジストロの左側面
↑レジストロの左側面です。助手席のすぐ後ろがキャビンのドアになっています。キャビンのドアを開けっぱなしにするとドア同士が干渉するので助手席のドアを開くことは出来ません。
ドアの後方には横長の窓が取り付けられています。この窓は横開きになります。
キャビンの最後部の下の角は斜めに切ったようなデザインです。後輪からの距離がある(オーバーハング)ので坂道などで地面に当たらないようにしているのでしょうか?
オプションでバンク部分(普通は左側)にサイドオーニングを取り付けることができます。
ほぼバンク部分の長と同じ長さのオーニングが取り付けられるので、オーニングの有効面積も稼げそうです。
レジストロの左後方
↑レジストロの左後方からの画像。後方に大きな窓が取り付けられています。テールランプ類は三連になっています。
後方上部にバックカメラ(オプション設定)が取り付けられています。この位置なら後方が良く見えそうですね。
レジストロの内装
次はレジストロの内装を見てみよう!
内装にもこだわったレジストロは素晴らしいですよ~
キャブと入口のドア付近
キャビン内から運転席と入口側の画像です。
左側にはギャレーが設置され、その前方に大きなドアが設置されています。
外側からドアを見ると、開口部が高く見えますが、キャビン内は軽トラックの荷台の高さになっているので、キャビンから外に出る時には少し屈姿勢で出るようになりそうです。
運転席と助手席のシートはミニポップビーと同じハイゼットジャンボのシートが取り付けられています。このシートはリクライニングが可能で、シートの造りも意外にしっかりしているため、長距離運転でもそれほど疲れを感じません。
キャビン右側にはソファーのようなシート。とてもシックな色調です。
そして、ホワイト系の明るいウッド調の壁紙がとても素敵なんです!
僕のミニポップビーもこんな感じのお洒落な壁紙を貼りたいです。
本当に羨ましい内装です。
バンクベッドとキャブとキャビンの間のカーテン
運転席の上にはバンクベッドがあります。
普段はこのバンクベッドに荷物を置けば、ダイネットスペースはスッキリと使えそうです。
運転席後ろのスペースには大型の冷蔵庫も設置できるので、このスペースも有効活用できますね。
↑バンクベッドの延長線上にある側面の茶色いレールの端までバンクベッドを引き出すことで、ダブルベッドサイズの就寝スペースが確保されます。
運転席とキャビンの間には遮光カーテンがあります。恐らく防炎のカーテンになっているはずです。キャンピングカーは車内で火器類を使う前提で製品化された車両なので防炎対策が施されています。
運転席(キャブ)からのエアコンはキャビン側にはほとんど行き渡りません。また、夏はキャビンからの熱気、冬には冷気が運転席側に入り込んでくるので、このカーテンを閉める事でそれを防いだり、エアコンの効きを良くすることができます。
もちろん、就寝時の目隠しにも必要なカーテンです。
ダイネット
キャビン右側のソファーと後方のソファーがL字型に配置されています。
このソファーを左側に引き出すことで、ダイネットベッドになります。
ソファーの座面が広く快適そうです。
ソファーの後ろの窓はキャビン左側の窓と同様のものが取り付けられています。
左右・後方に窓があるため、換気は良さそうです。
また、全ての窓には同色のカーテンが設置されています。
キャビン後方上部には大型の収納BOXが設置されています。
ポップアップ式の軽キャンピングカーにはこれ程大きな収納BOXは設置できないので、羨ましい収納です。
キャビンの右側にはドアから後方までの大きなギャレー(キッチン)が設置されています。
天井に設置されている換気用のファン
上の写真の天井部分に見えるのは『ファンタスティックファン』です。天井に大型のファンがあると換気効率がとても良いです。
このファンはミニポップビーにも取り付けられているので、換気能力の凄さを知っています。
密閉された室内を効率よく換気できる天井のファンは、あるとないとでは大きな違いだと思います。
ファンの回転方向を切り替えることで吸気と排気が可能です。暑い季節は吸気にすることで扇風機代わりにも使えるし、窓を開けて排気すれば室内の空気が循環して涼しくなります。
『ファンタスティックファン』は雨天時に使用すると雨がキャビン内に入ってくる心配がありますが、雨天時にも使用できる『マックスファン』という製品もあります。
ファンは必須の装備ですね!
ギャレー(キッチン)
キャビン左側に設置されたギャレー(キッチン)はキャビンの出入り口ドアから後部の壁まで繋がっています。
ギャレーの天板はダーク食の大理石調のシックなデザインで、レジストロの室内の雰囲気に合っていますね。
ステンレス製のシンク自体は大きいとは言えませんが、使えないことも無さそうです。ギャレーの中に給水と排水用の19ℓポリタンクが入っています。
シンクについている水栓はホースが伸びるシャワーヘッドにすればスライド式の窓を開けて外で水を使うことができそうです。
僕のミニポップビーにも写真と同じ水栓が付いていますが、ホースが伸びるシャワーヘッドに交換して外でも水が使えるようにしたいと思っています。
個人的にはこのサイズのキャンピングカーでシンクを使うことは少なそうなので、シンクの上に蓋が乗るような構造にして欲しいです。シンクに蓋ができれば、シンクを使わない時は広々とカンターとして使うことができます。
ギャレーの全面には跳ね上げ式のカップホルダー付きダイネットテーブルが設置されています。カウンターに繋がるダイネットテーブルは使い勝手が良さそうです。
↑ダイネットテーブルの横にAC電源とDCソケット、FFヒーターのダイヤルが設置されています。
FFヒーターは高価な装備になりますが、冬季に快適な旅をするには必須といってよい装備だと思います。
ギャレーの側面に設置されているスイッチ類は電気系統のスイッチです。
スイッチ上の壁に切り込みの入った板が取り付けてあります。これはバンクベッドの桟を取り付ける台座で、切り込みにバンクベッドの桟になる角材をはめ込みます。バンクベッドを引き出した時は、この桟の高さがバンクベッドの床になるので、バンクベッドを引き出した状態だと出入り口の高さがかなり低くなります。
レジストロの自動車税と車検について
ちょっと気になるんだけど、毎年支払う自動車税はレジストロの場合幾らになるの?
車は軽トラックだけど軽自動車より高くなるんだね~
キャンピングカー(8ナンバー)の総排気量1ℓ以下の自動車税が23,600円なんだよ。
因みに、キャンピングカーの場合、車検は新車・中古車に限らず2年毎に行うんだ。
オプション装備
購入時に是非付けた装備
- コンバーター(充電機能付き 100V から12V)・・・AC電源から外部充電できる
- ファンタスティックファン 又は マックスファン・・・ファンは必須アイテム
- 100Vアウトプット・・・これは必須装備
- 12Vソケット・・・これは必須装備
- FFヒーター・・・冬の超快適装備
- バンク部サークルウィンドウ・・・後から付けれないから
- バックカメラ・・・後付けだと配線が隠せないから
余裕があったら 又は 購入後にいつかは付けてみたい装備
- ソーラーパネル・・・電気の心配が少なくなるから。長期旅行に威力発揮!?
- サブバッテリー追加・・・電気の心配が少なくなるから
- 大容量インバーター(2,000W)・・・電子レンジ、電気ポット、ドライアーなどが使用できて便利!
- 足回り安心パック・・・やっぱり足回りは大切だと思います
- サイドオーニング・・・ミニポップビーでもよく使うから
これも気になるオプション編
- ガイナセラミック断熱塗装・・・新車購入時にしかできないオプション?断熱性や防音性が良さそう。
こんな人におススメ?
レジストロはどんな使い方をする人に合うキャンピングカーでしょうか?
勝手に考察してみます。
使用人数について
快適に使用するなら、乗車人数は2人までが良いかな~と思います。
レジストロは乗車定員が5名なので、5名までなら法律的には問題ないでしょうが、長距離移動時のことなどを考えて『快適に』という場合は2人までが良いかと・・・
レジストロを使ったことが無いのでなんとも言えませんが、キャビンのサイズやベース車両が軽トラックというところを考慮した人数です。
これ以上の人数で使用する場合、同じ雰囲気のキャンピングカーなら『レジストロ・アウル』を選択したほうが幸せになれると思います。
キャビンにクーラーを取り付けることができるので、ペットと一緒に使う場合も良さそうですね。
キャンプ道具などを沢山持っていきたい人
キャンピングカーの使い方は色々ですよね。
RVパークやキャンプ場、道の駅などを利用して旅をしたり、キャンプ道具をたくさん積んでキャンプに行ったりするかもしれません。
ミニポップビーやその他の軽自動車枠のキャンピングカーだと室内空間の制限があり狭いです。
レジストロは軽自動車枠を超えた大きさなので、軽キャンピングカーよりも広いし、バンクベッドの部分にも荷物を載せることができます。
また、車両後部にキャリアを取り付けて荷物や自転車などを積載することもできるので、荷物を多く積載する予定がある人には、このサイズ以上を選択した方が良いと思います。
因みに、ミニポップビーは正直に言って、大きな荷物を載せるのが得意ではありません。キャビン室内は結構広いですが後部のキャビン出入り口ドアから入らない物は積載できないです。
車高を気にしない人
レジストロの車高は2.5mほどなので、立体駐車場に入ることはほぼ無理と考えた方が良いです。もちろん2.5mを超えた車でも駐車できる立体駐車場もあるでしょうが・・・
また、自宅駐車場に車高が高い車を駐車できない場合もあります。
このあたりの問題が特に気にならない人は、バンクがある車はメリットが大きいと思います。
ポップアップ式のミニポップビーは道の駅で仮眠する時にポップアップすることが困難(マナーやモラルの問題など)ですが、レジストロなら更に快適な仮眠ができるのではないかと思います。でも、ポップアップしないミニポップビーでもかなり快適に仮眠できちゃいます。
ギャレー大きめの方が良い人
レジストロのギャレーは軽トラックベースのキャンピングカーの中では大型だと思います。
このギャレーならちょっとした食事を作ることも楽しめそうです。
キャンピングカーの中で食事を楽しめるキャビンの広さとギャレーの大きさを求める人には良いと思います。
こんな人におススメ?【まとめ】
それでは、勝手な考察まとめです。
- 軽トラックベースの小回りの良さと運転のし易さを求めている人
- 上り坂でスピードが出ない!を許せる人
- 快適に使用できる人数は2人+ペット
- 車高を気にしない人
- 車両後部にキャリアを付けたい人(自転車も積みたいなど)
- やっぱりポップアップじゃなくてバンクがある方が良い人
- 車中飯を少し広い空間で楽しみたい人
- やっぱりレジストロじゃないとダメだ!と思う人(外装やインテリアに魅力を感じる)
この他にもありそうですが、こんな感じでしょうか。
本当に勝手な考察なので、ちょっとした参考までに留めて下さい(笑)
レジストロ【まとめ】
今回はMYSミスティック社のREGISTRO(レジストロ)をご紹介しました。
この記事の写真で使わせて頂いた車両はマクレントジャパン株式会社のレジストロです。
レジストロはマクレントジャパンでレンタルが可能なので、レジストロの購入を考えている方はレンタルしてみるのも良いですね。
マクレントジャパン株式会社の公式ホームページはこちらから
今回はダイネットベッドやバンクベッド、収納や走りについてはご紹介できませんでしたが、機会があれば追記したいと思います。
また、ベース車両のピクシストラックはカラーバリエーションが豊富なので、メーカー純正カラーでも自分の気に入ったカラーが見つかると思います。
この記事を書いていて、やっぱり魅力的なキャンピングカーだな~と感じました。
やっぱりレジストロいいなぁ。僕もレジストロに乗って旅に行ってみたいです!
MYSミスティックの公式ページはこちらから
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。