こんにちは、おじまるです。
今回は、山梨県甲斐市にあるMYSTIC(ミスティック)本社のご紹介です。
1週間の旅の最終日、事前に何の連絡もしないで、初めて本社と双葉展示場に訪問させて頂きました。
製作中のレジストロとレジストロアウルを見せて頂いたり、ミニポップビーの不具合をその場で直して頂いたりと、ミスティックの社長さんと社員さんの対応にとても好感が持てました。
やっぱりミスティックのキャンパーを購入して良かった、と再確認した本社訪問でした。
それでは、いってみましょう!
ミスティック双葉展示場へ
当日の10時過ぎにミスティック本社前に到着しました。本社は住宅地にあり、敷地の外からパッと見る光景はキャンピングカーを作っている作業場に見えました。
少し入りづらい雰囲気があったので、入口を少し過ぎた道の脇にミニポップビーを停車して、ミニポップビーの中から窓越しに本社を見ましたが、店舗らしきものが見当たらなかったので、スマホのナビを双葉展示場にセットして、先にミスティック双葉展示場へ向かうことにしました。
ミスティック双葉展示場は幹線道路に面しており、普通の営業所という感じでした。
ミニポップビーで双葉展示場の中に入り、空いたスペースに駐車しました。
すぐに奥の事務所からミスティックの社員さんが出迎えに来てくれました。
双葉展示場は主にトラキャンを扱っていて、4WDのトラックに大きなキャビンが載ったキャンパーが並んでいました。
↑かなり迫力あるキャンパーです。ベース車がこれなら走りも問題なさそうです。カッコイイ!
↑人気車種のレジストロアウルも展示してありました。軽キャンパー以外ならレジストロアウルが欲しいです。
↑展示されていたMini POP。初めて実際にMini POPを見ました。ギャレー(シンク)が標準装備ではないので、ギャレーがない分Mini POP Beeよりも居住スペースが広かったです。内装もレジストロと同様の木目調のシックな感じでした。やっぱりレジストロの内装は良いですね。
雨が降っていたので、少し展示車の話を聞いた後に、事務所へ案内されました。
事務所では、売れ筋の車種やFFヒーターの設定方法のコツ、サブバッテリーの話などを聞きました。
現在ミスティックでの売れ筋のキャンピングカー
ミスティックでは現在売れ筋のキャンピングカーは
- レジストロ
- レジストロアウル
- ミニポップビー
やっぱりこの3車種のようです。
確かに、キャンピングカーショーに行くと、この3車種には常にたくさんのお客さんが集まっていますよね。
車種によっては、今契約して納車が来年の夏頃になるとか。
ミニポップビーもバッグオーダーを10台くらい抱えていると言ってました。
ミニポップビーが売れ続けてくれるのは、ミニポップビーオーナーとしても嬉しい限りです。
ミニポップビーの不具合を相談
僕のMini POP Bee(ミニポップビー)はミスティックがデモカーで使っていたものを中古で購入したものです。2018年6月29日に納車されましたが、少し前からバンクベッドの端の板の化粧テープがズレているのに気付き、その不具合を双葉展示場の社員さんに相談しました。
その結果、本来その板が天井に接触しないはずなのに、僕のミニポップビーはその板が天井に接触していることが発覚。その接触部分の化粧テープがだんだんズレてきてしまったようです。
双葉展示場の社員さんに「本社に連絡しておくので、本社の方に行って対応をしてもらって欲しい」と言われたので、午後に本社へ行くことにしました。
自分のミニポップビーの気になっていた不具合が、製造過程での小さな不具合の可能性が高いと知れたので、双葉展示場に行ってよかったと思いました。気になるところは早めに相談した方が良いですね。
ミスティック本社へ行く
ミスティック双葉展示場に行く前に立ち寄った(敷地外から見た)本社へ戻ってきました。
双葉展示場の方から本社へ連絡をしてくれていたので、敷地に入ると社員の方が出迎えてくれました。
本社は敷地が広く、レジストロ、レジストロアウルなどの工場を兼ねていました。工場の雰囲気もアットホームな感じで、下町の工場という雰囲気でした。
敷地内には大きなトラキャンも置いてありました。
↑大きなトラキャンが置いてありました。迫力が凄いです!
↑トラキャンは外見も大きく見えますが、中もかなり広かったです!
早速、ミニポップビーの不具合箇所を確認してもらい、別の敷地にミニポップビーを移動して、部品を作製して交換してもらえることになりました。ミニポップビーは本社と違う場所で製作しているそうです。
この対応の早さは自社制作しているミスティックの強みです。
ミニポップビーを修理している間に、本社工場の見学をさせて貰いました。
製作中のレジストロとレジストロアウルを見学
今回の本社訪問で、アルミサイディングを貼っている途中のレジストロ2台とレジストロアウルを見ることが出来ました。アルミのフレームと断熱材の構造や、造作中のキャビン内の様子をご紹介します。
デザイン性と軽量化を両立するアルミサイディングとアルミフレーム
ミスティックが外壁で使っているアルミサイディングはミスティックがオリジナルで発注しているものだと聞きました。
キャンピングカーの外観の好みは人それぞれですが、僕はこのアメリカンなサイディングデザインがとても好きです。
このアルミサイディングを持たせて頂きましたが、とても薄くて軽かったです。写真は撮り忘れました。
キャビンのフレームとなるアルミの角パイプもとても軽かったです。
アルミフレームは25mm角と40mm角(だったと記憶してます)の2種類のサイズがあり、この違うサイズのフレームを抱き合わせることで角(かど)を作るそうです。角以外の場所は25mmを使っているようです。
25mmの断熱材がビッシリ
断熱材はアルミフレームと同じ厚みの25mmの押出法ポリスチレンフォーム断熱材(カネライトフォームスーパーEXだと思われます)が使われていました。フレームと窓以外の場所には全て断熱材が入っていました。
断熱材もとても軽い素材が使われてい事が分かりました。
断熱に拘るミスティックなので、断熱性能も間違え無さそうです。
↑レジストロアウル。ガイナ施工したあとの外壁に断熱材がビッシリと入っています。
↑押出法ポリスチレンフォーム断熱材。
↑カッターで容易に加工出来るんですね。フレーム以外の場所は、この断熱材がビッシリ入っていました。
バンク部分とベース車両屋根の処理
バンク部分とベース車両屋根の間をFRP素材で繋ぎ、しっかりとコーキングされていました。無塗装の状態を見たのは初めてでしたが、こんな感じになってるんですね~。この部分は普通ベース車と同じ色で塗装されます。
キャビン内部
キャビン内部には全てベニヤ板が貼られていました。まるで家の作りと同じですね。
使用しているベニヤ板の厚みは4mmと言っていました。
ベニヤ板の厚みが無いので、内装側からビスなどを打とうとする場合は、フレームがない所にビスを打ったりしてもビスが効かないと思います。また、フレームの間には配線が通っているところもあるので、不用意にビスを打つことで配線をショートさせる原因にもなるそうなので注意が必要です。
↑レジストロアウル。フレームの間に配線が通っているのが分かります。白く塗装されているのはオプションのガイナ施工。ガイナ施工すると、断熱性能アップ、結露防止、防音効果があるそうです。アルミフレームは結露が起こるのでガイナ施工は効果がありそうですね。
ミスティックのガイナ施工のページはこちら。
↑レジストロのバンクベッド部分。R部分が美しいです。
↑レジストロのキャビン。窓とファンの開口部がくり抜かれています。側面から天井へのカーブが良い感じです。
↑レジストロの運転席からキャビンへ繋がる開口部。シートが取り外してあります。ベース車がハイゼットトラックなら、ジャンボのシートが付きます。ジャンボのシートは長距離もあまり疲れを感じたことがありません。
↑レジストロのキャビン入口の段差。軽トラベースですが、結構広々としてて良いです。
レジストロの右側
↑レジストロの右側にあるバッテリー部分。アオリは外してありますが、荷台はそのまま使っているのが分かります。レジストロは、軽トラックのベースよりも両サイド15cmずつ(うる覚えの数字)出ているので、軽トラックの幅よりキャビンは両サイドで約30cm幅が広くなってます。なので軽トラベースでもキャビン内部は広々としています。
↑レジストロのバッテリー後ろの隙間はこんな感じになってました。ベース車両の荷台が見えますね。
J-cabin mini
ほぼ出来上がっているような、J-cabin miniも置いてありました。キャンパーが軽トラから下ろせるのもいいな~なんて思いました。
家の敷地に置いておけば、隠れ家みたいでカッコイイ!
普段、軽トラックを仕事などで使用する人には、とても良いキャンパーですね。
ミニポップビーの不具合箇所を即日修理
ミニポップビーを別工場に修理のために移動してから、約1時間半ほどで、ミニポップビーが修理から戻ってきました。
不具合もしっかりと治っていて、ミスティックの対応に満足です!
↑交換してもらったバンクベッドの端の板。交換前はベニヤ板に化粧シールが貼られているものが付いていましたが、交換後は無垢の集成材になっていました。これなら化粧テープも必要ないので、テープが剥がれるという心配もありません。化粧板よりも無垢材の方が雰囲気も良いです。
↑パイン集成材でしょうか?良い感じです。アポ無しで本社に伺ったのですが、即日この板を作製して対応してくれました。
↑交換前は赤い丸部分が下の板に接地していました。青い丸部分の板の厚みが厚かったみたいです。青い丸部分も薄い板に作り直してくれました。
↑隙間が出来るようになりました。
まとめ
今回はアポ無しで、ミニポップビーの故郷である山梨県甲斐市にあるミスティック本社に伺ってきました。
ちょっと気になっていたミニポップビーの不具合箇所も、沢山のキャンパー製作でお忙しい中、即日対応して頂いたミスティックさんにとても感謝しています。
購入後のアフターサービスが、しっかりしている会社で自分の愛車を購入できて良かったと思いました。
製作中のレジストロとレジストロアウルの工場見学もできて、とても勉強になりました。
今回はミニポップビーの工場を見ることが出来なかったので、次回は是非ミニポップビーの工場見学をしたいと思いました。
今回は”自社製作の強み”を知るミスティック本社訪問でした。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!